| BULTACO Lunch |
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1979年BULTACO FRONTERA MarkV
ぶるたこレストアの記
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フロンテラ の特徴的な 角っぽいタンク。 これを取り替えたいなと、 ツーリングならこっちだけど。 |
これは、ブルタコというメーカーのバイクです。イタリアのかなり西の方のフランスの隣りの国にスペイン
という国があります。日本には宣教師ザビエルとかを送りこんで植民地化を企んだ一世を風靡した歴史
の古い国でありますが、ここが素晴らしいバイクを沢山作り出していた事はあまり一般には有名ではない。
車名をブルタコ フロンテラ マークVといいます。250CCのエンデューロマシンです。
おそらく国内には10台と入ってないと思います。現存するモデルはたぶん何台もないと思います。
ブルタコに詳しい方がおいででしたらご一報をお願いしたい。最近vintageモトクロスで見なおされている。
鮭は浮気っぽいのですが、死ぬまでに一応名を遂げたメーカーのバイクは全て乗ってみたいなと
いう欲望があります。ブルタコは密かにファンでした。
ある日、ヤフーのオークションにこのフロンテラマークVがのっていました。金額はたいしたことは
ありませんでしたが、(もとの値段にすればの話)長い間売れなかったようです。
これは、ブルタコが倒産する直前に出したバイクで、日本のモトクロッサーが世界を制覇しつくした後、
はやりつつあった、エンデューロマシンとして今までの古風なフレームを改め、サスペンションも特製
のながい物に替え戦闘力を大幅アップさせたレーシングモデルなのです。
街に乗るのには過激な38馬力付近、勿論昔ながらの混合ガソリン(レーサーなんだから当然)35対1だそう
です。前の所有者は公道を走りつつレースにも参戦しておりました。その道では本格派な方でした。
譲ってくれたダートレーサー氏いわく、「これは保安部品とりあえずついているけれどレーサーそのもので
ダートのTZといわれたマシンなので、ちょっと乗るには気合いがいるよ」とのこと。
告白すれば、鮭は全くその辺の素養は0です。そうか、TZを買ってしまったのか。ちなみに20年前の価格は
60万円だったそうです。もちろん750なんかは買える値段でした。
| 漏れているのはガソリンです。 | ![]() |
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買ってからその車体を見るに実に贅沢にできていました。それはレーサーだからです。
キャブレターはビングを使っていますが、径が36ミリもあります。250のくせにです。普通は25とかでしょ。
そのすごさがわかります。やはり、これはなんとかしなくてはという義務感のようなものが沸いてきました.
見捨てられたバイクの前を通りすぎると、谷底からの「助けて」の悲鳴が聞こえる超能力を持ち合わせている
ので、今回も俺がやらずにだれがやる!という気分になってしまいました。
タンクの形状が気に入りませんでした。フロンテラは長時間走る耐久レーサーです。ですから角っぽいおおきな
タンクがついています。
しかし、クラシックファンの鮭としては昔ながらの丸いタンクに「じゃんけんグー」というか「ヒッチハイク」の左手の
エンブレム。こればブルタコの命と心得ておりました。
そこで、またもヤフーのオークションを目を皿にして探すと、あるもんだ。全く買い手がつかないブルタコ
のタンクが。メロンの様に塗装のひび割れたタンクが二万円で出ていた。さんざん迷いながら、
VINTAGEモトクロスをやる店に連絡を取ったがタンクなど手に入る様子もなく、アメリカの専門店も返事も
来ない。
「しかたない、これを買おう。
しかし、二万円は高い!「一万円にしてください」と子供のようなメールを出しました。
「塗装が悪いのでノークレームでお願いします」と返事が。数日後ガソリンタンクは届いた。
まったく、シナの夜である。土がついたままで、とれたてのジャンクだった。
「ひでー!」。売り手がひでー!のではなくタンクがひでーのであります。
売り手は正直に「悪い」と言っているのですから。高いの安いのは自己責任。高くてもよいものが届くと
思う それが間違い。だから、値引きをお願いしたのはこういうこともあろうかと。
あるだけマシなのである。
厚塗りのタンクはメロンのように縦横に走ったひびが深く食い込んでいました。試しにと
タンクを載せ換えてみると、イメージのようなブルタコに変身。「これでなくちゃあ」と鮭感激。
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メロンのような網目模様がわかりますか。 表面の塗膜からなかのファイバー表面に まで達しています。 外から割れたのではなくて、内側からひび タンクが手に入ったよろこびで、まだ 表面を剥いでみると、ひびが深くてこれは |
FRP修理のできる塗装屋さんを探して修理に持ちこむこととなりました。
http://www.asahi-net.or.jp/~sz3n-kdu/
そこで、ケイズワールド と言う塗装板金などの店を探しました。 宮城県多賀城市
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サイドカバーも穴が開いています。まず、レーサーですから耐久性などあまり考えてないのかも知れません。
軽くできていましたが、薄いので転べば穴があくようです。
タンクは、上の画像のようにサンドブラストではいで、ガソリンを注ぐといたるところのひびから漏り始めたのです。
薄い2ミリくらいのFRPを全体に張りつけて漏れを防ぐとで決定。表面のゲルコートも剥がして全部貼るのです。
そして、FRPの成形をしてパテで表面を整えてから塗装に入ります。
もちろん、始めの見積もりを大きく上回りましたが、よく引きうけてくれたとの思いのほうが先でした。
右上がサイドカバーは表面に貼りつけたところ。タンクは裏も表も全部です。
塗装はスカイブルーに白いラインとお決まりのもの。
エンブレムは埼玉川口の「バットモータース」のデッドストックのような転写シールを買いました。
クリアーで仕上げればできあがり。しかし、フレームの塗装とかエンジン周りとかなにも手をつけていません。
これは、苦痛ではなく楽しみなのです。
いろんな職人さんのプロの技を楽しんでいるところです。
デカールは乾燥していたと思う。ブルタコがモトクロッサーつくらなくなって20年。エンブレムも国内では
どこでも手に入るほどメジャーではない。BATモーターサイクルにも僅か残っていただけ。
見た感じではそれほどでもなさそうなので、クリアーでごまかそうと思いました。
しかし、見違えるほどの綺麗さです。あのメロンのようなひびわれタンクに一皮かぶせてこんなになりました。
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さて、締めて五万五千五百円。(税送料込) あの、腐れタンクを復活させて、穴あきカバーを修理補強している。タンクは二万四千円ばかり。 この作業の時間工賃からみれば格安であることは 言うまでもない。 |
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まだまだ続くので、ありました・・・ |